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「目の前に在る物ではない、この人は、もっとずっと、ずっとその先を見ているのだ」
揺ぎ無い信念、強靭な精神力。この大王は神か悪魔か。
常人離れしたその中に肉親の愛情に翻弄される子供が住んでいて、その危ういアンバランスさがなんとも魅力的。
彼方に夢見る男のロマンに魅せられます。
女性は現実主義だから永遠の子供のような傲慢な男の考える事には到底ついてけません。
私も絶対無理。
無理。だから憧れる。
戦闘シーンは思わず目を背けるほどリアルで恐ろしい。
個人的にはどの映画に関してもそういう残虐なシーンは嫌いなので、決して「良い」なんて言いたくないんですけど、ここの戦闘シーンは構成や見せ方に圧倒されました。
反面、うっとりする所も多数。
バビロンの都やエジプトの
アレキサンドリア、美術背景が素晴らしい。
ロクサネと婚儀を上げた場所を見た?絶景だよ!

あと、ホプキンスが語る場所、あそこも素敵。
子供の頃憧れて本で見た物を見せてもらった気がする。それだけでも得した気分。
父母との確執。愛するがゆえの葛藤。
強さと弱さ、暴君とカリスマ性、理想と現実、果てぬ夢。
神の子と謳われた子は人の子であると言う事。
この作品のおもしろさはここにあると思う。
「自分は何者なのか」
探し求めながら見もせぬかの果てに想いを馳せる。
本を熟読してる人や知識のある人にはきっともっと楽しめるんだろうな。
劇場には年配の男性が目立ちました。歴史好きな人や学者さんにはたまらんでしょうね。
そして、またも子役のなんと愛らしいことか。
おまけに少年期を演じた子の方はどこか
コリン・ファレルに似てるときてる。
声もハスキーでね。いや、この子のが断然ハンサムだけど。(笑)
コリンはまあ…、生まれながらの王家の者にしては品格と言うか…

威厳や風格には程遠いかもしれんけど。そりゃ彼は
山賊の方が似合うけど!(笑)
人間的な描き方を意図していたのならそれは成功してるよね!(一生懸命援護射撃のつもり)
それと、ブーケファラス。なんて綺麗で重厚な馬なんだろ。デカイ!
足も太くて立派だし、早馬じゃなくて、相当力のある荷曳きの馬なのかな?
ブーケファラスが誰よりも凛々しくてカッコ良かった。

世間で騒がれてるゲイ描写。全然大した事ないけど。
でも同性愛的表現は今回オプションじゃなく基本面。(笑)純粋で素敵だ。
相手に対する揺ぎ無い信頼感は究極の愛情のひとつ。それは男女も同じ事。
幼い頃からずっと生死を共にしてきて、どんな時も同じ苦境を味わってきた。
信頼と深い愛情。それはある意味で
サンクチュアリ。
お互いを高め合う二人はとてもスピリチュアルな関係なの。
ああ、でも大王のあの右手の指にハマってる
デッカイ指輪は
ラブ彼からの贈り物なんだね…ふーっ。
それにも増して、あそこまで堂々と愛を語り合っちゃってさ。こっちが
赤面するわい!
もうっ!ご馳走様!

この記事は劇場鑑賞当時に書いたものです。

続・感想はラクガキノートからどーぞ。