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2008-02-09 Sat 17:09 |
![]() American Gangster (2007) http://www.americangangster.net/ アメリカン・ギャングスター http://www.americangangster.jp/ 実話を基に、伝説のギャング、フランク・ルーカスの半生を描いたクライムムービー セルピコにゴッドファーザー、ビッグ・アップル、ヘルズ・キッチン・・・ ブロンクスとハーレムのゲットーを生き抜くストリート・スマートの世界。 「70年代はハーレムの最悪の時期だった」と言わている。 まさに麻薬と暴力が支配する時代だったのだ。
警察と暗黒組織、腐敗と裏切りが渦巻く人間模様は、LAコンフィデンシャルやフレンチ・コネクションにも通じた感もあって、個人的には好みの作品です。
3時間弱も苦にならず一気に観れました。 アリのスーパーマッチとベトナム終戦のTVの使い方など時代背景が上手かった。 デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウのオスカー俳優が激突・・! とは言うものの、二人が直接対峙するシーンはラストのみ。 クールな映画でした。 2人が初めて顔を付き合わせる印象的なシーンにアメイジング・グレイスが流れたのも皮肉で粋です。 ![]() 今週頭に観て来たんだが、平日のせいかガラガラ。まだ封切られたばっかやのになー。(苦笑) キャスティングは初めCSI役をベニシオ・デル・トロがする予定だったのを彼がCheの撮影が入るてな事で最終的にラッシーになった。 あん時からもうずーっと楽しみに待ってたので、ちゃんと撮影されんのかなー?と心配しつつ・・ いや、観れて良かったです。 ラッシーはイイ味でした。 ぼっさいくせにハードボイルドな刑事役がホントに似合う。(笑) 泥臭くて男臭くて無頼漢、だけどセクシー。 いつもよりグッと押さえて落ち着いた演技が渋かったです。 相変わらず声がイイんよなーあの無骨なしゃべり方が好きだ。 どっかで聞いたような台詞が渋い。 「列に並べ、俺を殺したいやつは奴は大勢いる」 アロハシャツにも笑えたが、見た目と同じくプライベートもダメダメでなんかもー可哀想。 でも頑張って地味にコツコツ勉強して司法試験に合格したとこには思わずジーン・・・。(笑) あそこは良いシーンですね。 誘惑の多い中で一人孤独にポリシーを貫く様は漢を感じます。 試合での”特等席のコート”からフランクに目を付けたものの、まだ”ターゲット”にはならず。 ただの集金係が「大物」と気付くきっかけは「お友達」の一言から。 目から鱗のああゆうシーンがいいんだな〜。 脇の役者もみんな迫力ありました。 「痩せてる女と踊ってるのが・・」「ケツのデカイ女と踊ってるのが・・」てくだりが笑えた。 刑事が女にサンドされて踊りながら酒をボトル呑みです。ゴロツキにしか見えんのが笑える。 トルーポ役のジョシュ・ブローリンの悪党ぶりも相当良かったですね。 この後ろの軍団スゴイなー・・いやもー、どっちがヤクザなんだか。(笑) ![]() ![]() けど今回は黒いカリスマ、デンゼル様です。 いつも素敵ですが彼の作品の中では個人的に今まで観た中で最高にクール。 こんなに聡明で理知的で優美なギャングは見た事ないな。(笑) 立ち居振る舞いはあくまで紳士でスマート、でも魂は熱い。 眼の中に宿る青白い炎が消えることなく静かに立ち昇っている感じだ。 それは差別の中で生き抜く強烈なハングリー精神が根底にあり、どこまでも理不尽な世の中でチャンスを与えてもらえない弱者の強靭なスピリッツ。 「俺の城を築いてやる。」 「白人の為じゃない、”俺たち”の道を切り開いてやる。」 ブラックパワーの幕開けだ。 「ただの運転手」が、麻薬王に。 純度100%のヘロインを、世界最大の”ゴールデン・トライアングル”から「一人買い」。 現地直送、誰よりも安く提供する。 イタリア系マフィアに習い”ファミリー”的手腕で70年代のハーレムを牛耳り、街に君臨する。 目立たず、堅実に、用心深く。 家族を愛し、妻を愛し、貧しい人たちに手を差し伸べ、教会で祈る。 だが、その謙虚な「キング」も最後には”ファミリー”に足元を掬われる事になる。 どのマフィア映画でも必ず「馬鹿」をするヤツがいる。 そして母親も必ず言う。「弟はお前の真似を、お前の跡を追うんだよ」 息子への怖れと愛情が伝わる年老いた母親がとても良かった。 街を麻薬で汚染させた人物をのし上がった”素晴らしい人”とは決して言えない。 ただの悪党だ。 だが、職を得られず悪事に手を染める事でしか生きる道を見つけられない。 米国の歪んだ資本主義の現状が浮かび上がる。麻薬を蔓延させたのはギャングだけではない。 驚きに思わず笑ってしまったが、この事件では警察内の3/4が腐敗している。 さらにその上の階層も然り。 フランクが言う。 「彼等の子供たちは”俺たちの金”で大学に行く」 リッチーがラストでフランクの手を借り、本当の”ターゲット”を挙げている。 それがこの映画のもう一つの重要な題材だ。 ヘロイン。 ケシから始まる混ざりモノが一切ない美しい白い粉。史上最悪、天国に一番近いドラッグ。 アジアのものは純白であるだけに純粋で、それだけ価格も高くなっている。 本来「ジャンキー」というのはドラッグ中毒を指すのではなく「ヘロイン中毒」のことだ。 常習性が極めて高く、一度使ったら最後、中毒から逃れられない。 時には一度使用しただけでショック死する。 服用はニードル、直接静脈に打ち、注射器を使い回す事によりエイズ感染率が一気に広まる。 中毒者はバレないように舌の裏に打つ。薬欲しさになんでもする。 ”ゴールデン・トライアングル”と”ゴールデンニュームーン” 中国は2大麻薬生産地に囲まれている。麻薬王クンサーは言う。 「生産した麻薬は全て米国政府が買い取ってくれる」 その言葉通り、70年代から何十年間にも渡り、黄金の三角地帯から麻薬を米国に運んでいたのはCIAの輸送会社であり、その会社は「どこかの大統領」配下が経営していた。 アフガニスタンでも同じような事をしていた。国を挙げて、麻薬売買に貢献していたのだ。 その収益はマネーロンダリング、兵器売買、そしてテロリストに資金を提供し、戦争をさせる。 諸悪の根源を断つ方法はあるか? そう言うとなんだかロードオブウォーを思い出す。 需要と供給 悪事とは”素晴らしい”ビジネスであり、我々はビジネスマンなのだ さて、現代はどうだろう??
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